Viaggio Vol.4 BARCELONA, SPAIN [スペイン、バルセロナ]

Viaggio Vol.4 BARCELONA, SPAIN [スペイン、バルセロナ]

 

空路イタリアのミラノからスペインのバルセロナへと渡った。数十ユーロのチケットと数時間のフライトで、フランス全土を飛び越えスペイン最東部バルセロナへと着陸した。ガウディの歴史的芸術的建造物をひと目見たく、イタリアからこの地にたどり着いた。街並みはガラリと雰囲気が変わり、人々の表情も少し違うように思えた。

バルセロナの街並み

身にまとう服装もイタリアとは変わり、親しみやすい雰囲気が、服からも表情からも、同じように感じとられた。接する人々は往々にして陽気「アミーゴ」という言葉を巧みに駆使し、僕のパーソナルスペースに迫ってくるのであった。これも決して不快ではなく、むしろ心がほぐれ有難くも感じた。

バルセロナの人々

欧州では一般的なコンパクトな左ハンドルのマニュアル車を借りて、バルセロナの市街を散策する。交通量はかなり多く、たまに現れる坂もとても急なものばかり、借りたての慣れない車では、楽しめるどころか不安が募るばかりであった。坂道発進では後続車がいると途端にテンパリ、都度エンストやふかし過ぎの失態ばかりで、街の交通のリズムを乱していたのであった(恥)

コンパクト車でバルセロナ散策

そうこうしているうちに、どうにかこうにか目的の世界遺産にたどり着くことができた。サグラダファミリア、300年の期間を経て造られようとしている。写真に収まらないほどの大きさで、目を凝らすと細部にまでびっしりと彫刻が施されていた。目の前に現れたその建物も建築計画も、とにかくスケールは壮大のひと言。人生を賭けたプロジェクトどころか何世に渡り受け継がれる重大なミッション。僕の人生設計など本当にちっぽけなものに思えた。。。

サグラダファミリア

丘に登りバルセロナの市街を一望する。曇天のせいかその色彩はくすんで見える。街並みが美しいとされるヨーロッパの中で、ここバルセロナは表現は悪いが、汚れて混み合っているように思えた。丘の上から全体像を捉えると、街の中に時折あらわれる美しい風景とはうって変わって、それは雑然とした僕にとってはあまり魅力を感じない類の景色が眼下に広がっていた。

バルセロナの丘の上から

市街をくまなく眺めていると、怒号のような歓声が僕の耳に届いてきた。遠方からやってくるその音源は街全体を轟かせ、人々のサッカー熱の凄さに再び驚きを覚えた。聞くとスタジアムではFCバルセロナの試合が行われていると、丘の上にいたローカルは誇らしげに教えてくれた。

バルセロナのスタジアム

彼方に見える海岸線、地中海に面するゆえにそこに到達する波の数は限られ、バルセロナのサーファーを常に満足させるには到底いたらない。今回の旅でも僕を満足させてくれる波には最後までありつけなかった。

カタルーニャの郷土料理

それでも人混みにまぎれ街中を闊歩すれば、陽気なローカルたちと触れ合え、カタルーニャの郷土料理を味わえ、荘厳な建造物や、美しくデザインされたモニュメントに数多く出会えた。唯一僕を苦しめたのは左ハンドルマニュアル車での坂の多い運転と縦列駐車だけであった。
次回モロッコへつづく

Written by Hideki Jumbo Sakakibara
Instagram : @jumbomax69
Mon, 18 June, 2018