Keep paddling Vol.2  旅は最良のトレーニング

Keep paddling Vol.2 旅は最良のトレーニング

 

とある法事で、ほぼ初めて話す70代のおじさま2人と酒を酌み交わした。
愛知県で数十年農業を営む、遠い親戚だ。詳細は割愛するが、
小泉進次郎が闘おうとしていた農協の構造的問題を少しだけ垣間見ることができた。
話はつながるなぁ、、、と酔い覚ましのそば湯で1人ボーッと考える。

 

普段とは違う自分の知らない世界。

些細なことでも刺激を与え、
脳みそと毛穴を広げてくれる。

 

その刺激が濃縮還元されているのが、旅、である。

大学の親友と初めて行ったタイ。
そこから始まりまんまと魅了され、定期的に20歳から続けている、旅。

海外はもちろん近所の神社でもよい。
なるべく少人数で見知らぬ土地に行く。ときには1人で。

 

トレーニングと表題に記したのは、
旅好きの方であれば、お察しいただけるかと思うが、
旅は仕事や日常における人間関係でも大いに役に立つ力をこれでもかと養ってくれる。

例えば、シミュレーション力。
実は1番楽しい時間、と評価の高い、計画段階。
限られた時間と予算(中にはそうでない素敵な紳士淑女もいると思うが)を駆使して、
5W1H的に「いつ」「誰と」「どこで」「何を」「どうやって」するか。

滅多に行けないものだからこそ、普段の勉強や仕事より、
ついつい時間とエネルギーをかけてしまう。それがよいのだ。

 

そして万全を期して、実際行ってみる。しかしこれがまた計画通りにならない。
旅(特に初めて訪れる、どちらかというと新興国)では、予測不可能なことが起こる。

飛行機が遅れる。
抑えていたはずのホテルが予約できていない。
怪しいヒゲのおじさんに声をかけられ、
なぜかついて行ってしまう。(旅の魔力)

そこで養われるのが、適応する力。軌道修正力。
つまり、その場を何とかする力。
大人になればなるほど(現在36歳、申年)とても大事な力だと痛感する。

その場を敢えて楽しむ精神力まで
身につければ大したものだ。

img-3169

僕もいくつか経験がある。

逃げ場のないエジプトの砂漠で、
高い黒曜石を買わされそうになったり。

メキシコシティのバス停で、
今この場でどうしても娘のプレゼントを買わなきゃいけないおじさんの熱演にほだされ、
$300貸してしまいそうになったり。

ジャマイカのボブマーリー出生地で、
ツーリストポリスまでもが金をせびってきて目的地を目前にして
前に進めなかったり。

 

些細な話だが、小さくともこんな山を乗り越えると
自分の中で相対比較対象が増え、忍耐力とともに客観力が身につく。

すると、どんなことが起きても、
焦らずにまずはフラットにモノゴトを受け入れる寛容力が身につく。

そして、打開するための戦略構築力や想像力。
そんな力たちが自然と身についていく。

誰かと行く時は、
自分の行きたい場所がいかに素晴らしいか、
人を巻き込む力と端的に説明する力。
そんな力も付与される。

 

fullsizerender-2

仕事もある種、社会を旅するようなものだ。

知らない業界、初めてのプロジェクト。
誰かを巻き込み、協力し、共に目的地を目指す。

僕らはドラクエ、ドラゴンボールで
育った世代である。

冒険と耳にするだけでワクワクしてならない。

 

自分を探すのではなく、
色んな力を身につけるために。

これからも旅を続けたい。
Keep Paddling,

 

Written by Syunsuke Kimura
Thu, 10 August, 2017